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監修:鶴見俊輔
編著:「平和人物大事典」刊行会

全1巻・B5判・上製・函入・686頁
本体:18,000円+税
4-284-10000-9 NDC R319.8
2006年6月刊



●平和を志向した近現代日本の人物約2,700人を収録

近世後期から2001年の9.11テロ事件前後までを対象とし、平和な世界を願い模索しながらその実現のために取り組んだ人物を収録。また、近年の平和論をめぐり議論している人々も含めています。

●幅広い分野から人物を網羅
政治、国際関係、社会運動、市民運動から哲学・思想、文学・美術・芸能、また日本とのかかわりの深い外国人も含め、多種多様な分野の人物を収録しています。
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●「平和」の視点から人物を捉えた斬新な記述
2006年4月までの最新情報を加え、人物の来歴・事跡だけでなく、平和に焦点を当てプロフィールを記述。人物と日本の平和の歩みを捉えることができます。

●付録としてテーマ別論考と充実の索引付き
日本の反戦・平和を考えるうえで重要な8項のテーマについて、専門研究者、ジャーナリストらの論考を付す。また別名・異名・ペンネーム・号などからも引ける便利な人名索引付き。

1. 「日清・日露戦争の非戦・反戦」
 山泉進(明治大学教授)
2. 「戦時期の反戦平和運動」
 安田常雄(国立歴史民俗博物館教授)
3. 「戦時・戦後の沖縄の位置と可能性――歴史を踏まえて平和への転換」
 由井晶子(ジャーナリスト)
4. 「『戦争』に反対し、『平和』と向き合った文学者たち」
 黒古一夫(文芸評論家・筑波大学大学院教授)
5. 「戦争責任と戦後責任の担い方」
 林博史(関東学院大学教授)
6.
「原水禁運動・被爆者運動の軌跡とその果たした役割」
 岩垂弘(平和・協同ジャーナリスト基金代表運営委員)
7. 「変質する日本の平和主義――湾岸戦争以降の日本」
 前田哲男(軍事ジャーナリスト・沖縄大学客員教授)
8. 「戦後平和運動の可能性と課題」
 吉川勇一(元「ベトナムに平和を!市民連合」事務局長、
 現在は「市民の意見 30の会・東京」で活動)



平和であるために考えなければならないこと
大石芳野(フォトジャーナリスト)

先人たちの智慧を学ぶ
大田昌秀(参議院議員)

平和を守った人々の道程
小山内美江子(脚本家)

「平和人物大事典」をすすめる
小田実(作家)

平和の原点がここにある
児玉克哉(三重大学人文学部教授・国際社会科学協議会理事)

平和を守る勇気を与える
高橋哲哉(東京大学大学院総合文化研究科教授)


■収録人物(抜粋)

[政治]
秋葉忠利・浅沼稲次郎石橋湛山・伊藤一長・緒方貞子・加藤シヅエ神近市子・佐藤栄作・幣原喜重郎西園寺公一・杉原千畝・高橋是清田中正造・長洲一二・横井小楠

[思想・学問]
安倍能成天野貞祐荒畑寒村・安藤昌益・家永三郎石垣綾子市川房枝・植木枝盛・大賀一郎奥むめお・賀川豊彦・片山潜亀井勝一郎・河上肇・猿橋勝子徳富蘇峰南原繁新島襄新渡戸稲造長谷川如是閑羽仁五郎羽仁もと子比嘉春潮正木ひろし丸岡秀子・丸山真男・南方熊楠三宅雪嶺宮崎滔天宮本常一矢内原忠雄・山住正己・山高しげり湯川秀樹吉野作造

[文学]
有島武郎・石垣りん・石川啄木石牟礼道子茨木のり子井伏鱒二泉鏡花井上光晴井上靖宇野浩二大岡昇平大田洋子小川未明小熊秀雄開高健金子光晴川端康成草野心平国木田独歩小林多喜二・小松左京・早乙女勝元坂口安吾佐多稲子志賀直哉島尾敏雄島崎藤村住井すゑ宗左近高田敏子高見順高村光太郎武田麟太郎竹久夢二太宰治谷川俊太郎田村泰次郎田山花袋壺井栄寺山修司徳田秋声徳永直永井荷風中里介山中野重治中村真一郎夏目漱石野上弥生子野坂昭如野間宏埴高雄高萩原恭次郎萩原朔太郎林京子林芙美子原民喜火野葦平平塚らいてう平林たい子広津和郎二葉亭四迷正宗白鳥・まどみちお・宮柊二・宮沢賢治宮本百合子武者小路実篤安岡章太郎柳田国男山本周五郎山本有三与謝野晶子吉川英治吉野弘吉行淳之介

[芸術・芸能]
粟津潔・淡谷のり子・今村昌平・大島渚岡田嘉子岡本太郎・オノ ヨーコ・黒沢明・坂本龍一・サトウハチロー・沢田教一・沢村貞子添田亜蝉坊武満徹土本典昭手塚治虫平山郁夫丸木俊・美輪明宏・山下清山本安英吉永小百合

[宗教]
浅野順一・李仁夏・イシガオサム・今田斐夫・内村鑑三・沖野岩三郎・大西良慶・大野道夫・平良修・庭野日敬・半田孝海・藤井日達・御木徳近・壬生照順・無着成恭・宮田光雄

[実業・その他]
石田礼助・岩波茂雄・内山完造・宇都宮徳馬・岡崎嘉平太・黒岩涙香・小林一三・品川正治・高遠菜穂子・堤清二・バチェラー八重子・原田東岷・武藤山修・山本実彦・若月俊一

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