「人間の記録」は、政治家・実業家から芸術家・学者・女優・棋士など教科書に取り上げられることの少ない方まで幅広い人々の自伝を収録しています。時代は、明治から、大正・昭和をはじめとして、現在話題の人物までを網羅しています。中学・高校生から大人まで、世代を超えて深い感動と共感を呼んでいる大反響の大河シリーズです。
 
巻数
顔写真
書名と出身地
内容
71
徳川無声
1894〜1971
島根県
「放送話術」 ラジオ全盛時代最大のエンターテイナーとして名高い俳優。戦争末期のラジオ物語朗読「宮本武蔵」は特に評判が高い。
72
浅沼稲次郎
1898〜1960
東京都
「私の履歴書/ほか」 大衆政治家として多くの人々から愛された社会運動家、政治家。戦後は社会党結成に尽力。日比谷公会堂で演説中、右翼少年に刺殺された。
73
藤原義江
1898〜1976
山口県
「流転七十五年
 オペラと恋の半生」
藤原歌劇団を設立して、草創期の日本のオペラ界で指導的な働きをし、“われらのテナー”として親しまれた声楽家(テノール)。
74
藤原道子
1900〜1983
岡山県
「ひとすじの道に生きる」 看護婦をへて、社会労働委員として社会保障に取り組んできた政治家。日本社会党結成に参加。戦後初の総選挙に夫にかかわり立候補し、当選。
75
今西錦司
1902〜1992
京都府
「そこに山がある」 生態学・霊長類学・人類学などの領域において優れた独自の業績をあげ、多くの後進を育てた人類学者。登山家・探検家としても知られる。
76
石垣綾子
1903〜1996
東京都
「私の爪あと」 満州事変、日中戦争と続く激動の期間、一貫して中国人民支援、日本の軍国主義反対の活動に携わり、講演・文筆活動を続けた評論家。
77
岡本太郎
1911〜1996
東京都
「挑む/夢と誓い」 大阪万博での「太陽の塔」の建設や、「芸術は爆発だ!」の発言などで知られる洋画家。東京美術学校中退後、抽象芸術運動に入る。
78
森繁久弥
1913〜
大阪府
「隙間からスキマヘ」 「夫婦善哉」「屋根の上のヴァイオリン弾き」などで知られる俳優。戦後、コメディアンとして認められ、東宝専属俳優となる。
79
鴨居羊子
1925〜1991
大阪府
「私は驢馬に乗って
 下着を売りに行きたい」
下着ブームの火つけ役を果たした下着デザイナー。新聞社を退社後、「なにかを創造する立場になりたい」と下着の改良を目指す。
80
相沢忠洋
1926〜1989
東京都
「『岩宿』の発見
 幻の旧石器を求めて」
昭和24年、群馬県の岩宿遺跡において、それまで日本にはないとされていた旧石器文化を発見した考古学者。