初刊は大正8年、籾山書店より刊行。柔軟な和文脈に美しいフランス語感が混じる歯切れよいリズムと明晰な知的叙情で、その詩風は「針金細工の詩」と評されました。若い魂の愛と憂鬱を切なく描いた、堀口の第一詩集です。