「作家の自伝」シリーズは、明治から現代にいたる作家の自伝および自伝的作品による他に例を見ない新しいシリーズです。小説・詩・俳句といったジャンルの枠を取り払い、自伝文学として構成しています。また、収録作品との関連を踏まえた詳細な年譜と、第一線の研究者評論家による解説を附しています。現在のラインナップは全部で110巻です。好きな作家やあなたの出身地の作家から、ぜひ手にとってみてください。
       
巻数
顔写真
書名
作家の
出身地
内容
編・解説
91
大佛次郎
神奈川県
私の履歴書/鞍馬天狗と三十年/早慶戦私議/或る日或る時/猫の風呂番/パリ通信/他 村上光彦
92
小林秀雄
東京
神田区
感想/中原中也の思い出/僕の大学時代/年齢/真贋/蓄音機/栗の樹/写真/他 吉田熈生
93
平林たい子
長野県
文学的自叙伝/自伝的交遊録〔抄〕/嘲る/施療室にて/その人と妻/こういう女/他 中山和子
94
井伏鱒二
広島県
鶏肋集/半生記/鯉/早稲田の森/田中さんのこと
早大時代の友人・青木南八を主題とした「鯉」ほかで構成。
紅野敏郎
95
三好達治
大阪府
暮春記/魂の遍歴/師恩/冬夜傾聴記/花筐〔抄〕/貧生涯/滄桑/放下箸/他 杉山平一
96
高見 順
福井県
文学的自叙伝/生きてきた母へ/二十五年間の写真/わが胸の底には〔抄〕/他 亀井秀雄
97
保田與重郎
奈良県
日本浪漫派の時代〔抄〕/みやらびあはれ
多くの挿話をおさめて回想風に綴る「日本浪漫派の時代」ほか
桶谷秀昭
98
遠藤周作
東京
巣鴨
作家の日記〔抄〕/満潮の時刻〔抄〕/私のもの/母なるもの/人生の同伴者〔抄〕/他 佐藤泰正
99
幸田 文
東京
南葛飾郡
みそっかす/草の花〔抄〕/あとみよそわか/口卒啄
自己の成長過程を時系列で描いた作品で構成
橋詰静子
100
埴谷雄高
台湾
新竹
影絵の時代〔抄〕/アンドロメダ星雲/内界の青い花/闇の中の黒い馬〔抄〕/他 遠丸 立