第1巻
昭和24年7月5日 |
檻/W町の貞操/反逆の呂律/兇器/暴力/連絡する船/醜/猶太人の別れ/休む軌道/脈打つ血行/場末の童謡/色彩/嬰児/高架線の下/ある除夜/托児場風景/変化した女/党員/見方はゐた!/*解題 |
第2巻
昭和22年8月30日
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殺された人の母/存在した肖像/失業者二百万の一人/荒っぽい村/恋愛/背中の女闘士/箱の中の夏/道/晩秋の記/畸形/誰でもが云ひたい独り言/攻勢/水の上/蓑と笠/牧歌/隅/捕手/低迷/*解題 |
第3巻
昭和22年3月31日 |
日本三文オペラ市井事/市井事 第三篇/陥穽/消費/釜ヶ崎/苛める/誤解/ダンス/うどん/「栄え行く道」の一例/勘定/*解題 |
第4巻
昭和25年5月5日 |
浪漫的/手記/無知/黴の花/若もの/浄穢の観念/後援会/日月ボール/若い環境/「毒婦伝」/時の間に/掃除夫になる/雪の話/現代詩/*解題 |
第5巻
昭和21年11月20日 |
銀座八丁/続銀座八丁/奇麗/変化/いきほひ/女の環境/*解題 |
第6巻
昭和22年5月20日 |
下界の眺め(上) |
第7巻
昭和22年12月20日 |
下界の眺め(下)/*解題 |
第8巻
昭和25年1月10日 |
風速五十米/*解題 |
第9巻
昭和23年4月10日 |
車中の四人/朝の草/伝説/大凶の籤/死ぬこと 生きること/因果のある述懐/婚約者/好きな場所/日本の枝/結びつき/分別/心境/娘/*解題 |
第10巻
昭和24年10月25日 |
簪/初恋ひ/眼鏡/*解題 |
第11巻
昭和24年4月10日 |
一の酉/松の家/葉桜/若肌/下谷龍泉寺/氷雨/おきよ/蚊?/情婦/空想の父/近所合壁/*解題 |
第12巻
昭和24年8月5日 |
小説/井原西鶴/随筆/西鶴町人物雑感/西鶴寸感/横光利一/川端康成小論/岡本さんを悼む/大谷藤子/北条民雄追慕/林房雄のことその他/「沃土」と「あらがね」/「枯木のある風景」/新聞小説について/通俗小説の問題/伝記小説の問題/本を読めない人への慰め/文学青年について/文士と云ふさむらひ/作家と死神/年齢と小説/饒舌/空虚なボール投げ/自然描写/風景につき/レアリスト/文章をかまはぬ/創作内輪ばなし/生理的欲求として/近代的小説の条件/作家は銃後の国民の現地報告を/国を愛すること/知識層の変貌/かう云ふ時世/知識層の自己主張/大学生/毒婦/列の外/東にはいつも何かある/*解題 |
第13巻
昭和23年8月25日 |
文学的自叙伝/京都学校/好色の戒め/病床にて/近頃/近頃の通信/夏ぐらし/隅田川附近/お国言葉/優等生/演説/世帯/山峡通信/「一の酉」の「おしげ」/山川ハル/向う三軒両隣り/市井談義/生きてゐる/新聞小説/ことども/友人知人/梶井基次郎の靴と鞄/盛り場の友情/浅草アパートの女たち/本庄陸男君/撮影所の知人/「お宮」と「貫一」と/小栗警視総監閣下/金銭について/女給論/ひろめ屋の道/死神について/ああ、俗悪なる―/六階の暮し/「君死にたまふことなかれ」/大阪をおもふ/三陸山田港/健康性/文科大学廃止論に関して/手沢本/学生を愛する/落語家たち/少女歌劇について/映画二つ三つ/感動した映画三つ/フランソワーズ婆さん/見物/小さい旅と寄席/*解題 |