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CD-ROM
現代に生きる 四国遍路道
四国遍路の社会学的研究 |
監修:長田攻一、坂田正顕
本体:18,000円+税
ISBN4-8205-4616-3 NDC384
1997年11月刊 |
<特色>
1200年の歴史。1300kmの道。年間10万人の来訪者。
自然と歴史と現代社会の交錯する四国遍路道・巡礼の道。
「道」は線的な特殊な空間を構成する。「道」をどう利用するかにより社会、文化のあり方が規定される。
さらに相互作用的に社会、文化のあり方が「道」の形態、利用方法を規定する。
遍路道に関する、社会調査統計データ、学術論文、空間分析による数値データ、写真、ビデオ、コンピュータ解析、各種資料等。
早稲田大学道空間研究会が膨大なこれらのデータから四国遍路道の再構成を試みる。
インフラとしての巡礼の道と、その空間的仕掛け、遍路を巡る組織化された人間関係、公式化された遍路修行規範、近代化されてゆく霊場空間、遍路習俗等。
遍路は過去の遺物ではない。遍路は今も生きている。歴史に応じた個性豊かな「表現型」と歴史を通底する基本パターンの「遺伝型」。二つを併せ持つ生命体のごとき四国遍路道がマルチメディアの空間に浮き上がる!
<内容>
●社会調査統計
1990年、早稲田大学道空間研究会により四国遍路道に関する社会学的研究が始まる。そして1996年、現代一般遍路に関する初めての体系的な大量観察にもとづく社会調査が行われる。
『現代にいきる四国遍路道ー四国遍路の社会学的研究』にはこの社会調査統計データおよび、その社会学的解析を収録。
●「道」の研究
これまでの解説書とは異なり札所・霊場中心ではなく、遍路「道」を体系的に解説。
●3Dコンピュータグラフィック
900枚にも及ぶ静止画をはじめに、豊富な動画、イラストなどの2Dデータ、さらに本邦初の多様な視点からの俯瞰が可能な3D遍路道立体映像情報を収録。
●バーチャルリアリティー
四国における気候、習俗なども想定した四国遍路旅をバーチャルリアリティーにより実現。
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