歌集 虫に聞け、草に聞け
澤正宏 著
全1巻・四六判・上製・179頁
本体2,000円+税 
4-284-70026-X
2006年11月刊

四季のなかの花や木々、虫や動物などの濃やかな生命の営みを凝視しながら、21世紀になっても核や戦争の危機が続く戦後社会をもしなやかな日本語のリズムで鋭く歌いあげた第一歌集。
福島市に在住する著者が1994年から2006年までに詠んだ歌330首を収めたこの歌集には、タイトルに選んだ歌からもわかるように、現代の最もアクチュアルな問題と向き合いつつ、これらや日常生活で触れ合った事象を様々な手法で短歌の言葉に定着させている。



〈内容〉


宜暁(60首) 珊瑚の吹雪(60首) 虫に聞け、草に聞け(100首) 寒夜の虎落笛(110首)あとがき


〈著者紹介

澤 正宏(さわ まさひろ)
1946年鳥取県に生まれる。1976年立命館大学大学院文学研究科博士課程中退。現在、福島大学人間発達文化学類教授。日本近現代文学、比較文学専攻。主編著に『詩の成り立つところ』(著 翰林書房 2001年)、『福島県文学全集 第2期(随筆・紀行・詩編)』(共編 郷土出版社 2001年)、『子供たちに伝えたい校長先生のお話』(著 翰林書房 2006年)など。




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