明治大正文学回想集成
  明治大正文学回想集成 
   
  平岡敏夫 監修・解説
  揃本体125,000円+税(各巻分売可)
  全16巻・A5判・上製
  1983年4月刊
  ISBN4-8205-0564-3 NDC910.26
   
   
近代文学の人と作品について、 同時代の
文人の最も確かな証言。 とにかく、 読んで
楽しい、 エピソード、 裏話の類を満載。

1 唾玉集 本体9,000円
伊原青々園・後藤宙外著
自作の由来 (露伴) 小説家の経験 (紅葉)  
小説家の覚悟 (二葉亭)  かくれんぼ (緑雨)  
自作小説の材料 (鴎外)  翻訳の苦労 (思軒)  他

2 東京の三十年 本体10,000円
田山花袋著
その時分 紅葉と露伴 作家短評 上田敏氏 
独歩の死 眉山の死 田舎教師 二葉亭の死 
文学者の交遊 白鳥氏と秋江氏 四十の峠 他 
(大正6年、 博文館版)

3 近代の小説 本体7,000円
田山花袋著
混沌とした時代 言文一致の運動 紅葉と美妙 
西鶴の復活 樋口一葉の文体 
芽のような北村透谷 緑雨の晩年 
高山樗牛の出現 樋口一葉 他 
(大正12年、 近代文明社〈初版〉)

4 思ひ出す人々 本体9,000円
内田魯庵著
四十年前―新文芸の曙光 美妙斎美妙 
硯友社の勃興と道程 斎藤緑雨 淡島椿岳 
鴎外博士の追憶 最後の大杉 
三十年前の島田沼南 二葉亭の一生 他

5 硯友社と紅葉 本体5,000円
江見水蔭著
硯友社と自分 紅葉の身の上話 紅葉と門弟 
紅葉と代作 紅葉と熱海 眉山と旅行 
眉山逸話 乙羽と氷菓子 他

6 半峰昔ばなし 本体14,500円
高田早苗著
畔を訪ふ 宮城女学校時代 
押川門下の人々 フェリス退学まで 
明治女学校に入る 結婚 他

7 雨の降る日は天気が悪い
土井晩翠著
総344頁 本体6,000円 ISBN4-8205-6319-X
漱石さんのロンドンにおけるエピソード 学生時代の高山樗牛
井上準之助と高山樗牛 野口英世博士の生家を訪ひて
照子の思ひ出 他

8 明治文壇回顧録
後藤宙外著
総312頁 本体6,000円  ISBN4-8205-6320-3
廻覧雑誌と同窓の諸文士 早稲田文学から新著月刊へ
紅葉山人逸話 正岡子規と裸体画事件 碧梧桐、春陽堂初代、
幽芳、篁邨等が事 他(昭和11年、岡倉書房版 <初版>)

9 黙歩七十年
星野天知著
総600頁 本体11,000円  ISBN4-8205-6321-1
生家と一族(生家の貫禄他) 幼年時期(文学思想の芽生え他)
青年時期(明治女学校時代他) 壮年時期〔上〕(文学界雑誌の発行他)
壮年時期〔下〕(書法の覚醒他) 老年期(高浜虚子先生他) 他

10 黙移逸篇 廣瀬川の畔
相馬黒光著
総362頁 本体6,500円  ISBN4-8205-6322-X
一族の異教信奉 歎きの人々 往年の広瀬川畔を訪ふ
宮城女学校時代 押川門下の人々 フェリス退学まで
明治女学校に入る 結婚 他

11 明治大正の文学人 本体7,500円
前田晁著
文学二十五年間 坪内逍遙先生とH・Eの事 
二葉亭主人の事 茅ヶ崎に於ける国木田独歩 
田山さんの事 中村星湖氏の印象 他
(昭和17年、 砂子屋書房版)

12 文学的散歩 本体6,000円
宇野浩二著
斎藤茂吉と青春期 
明治末期の青春期 (白秋、 勇、 薫、 杢太郎、 光太郎)  
二葉亭と魯庵の翻訳 白樺と奇蹟 
岩野泡鳴と与謝野晶子 白秋と茂吉 他 
(昭和17年、 改造社版〈初版〉)

13 明治文壇の人々 本体10,000円
馬場孤蝶著
北村透谷君 上田敏君 漱石氏に関する感想及び印象 
若かりし日の島崎藤村君 樋口一葉女史に就いて 
一葉の手紙 一葉の日記  「文学界」 のこと 他

14 禿木遺響 文学界前後 本体5,000円
平田禿木著
絶筆文学界前後 明治文学の思ひ出 
緑雨・一葉・鴎外 一葉の思ひ出 
柳村君を思ふ 戸川秋骨君 
馬場孤蝶君を思ふ 他

15 明治文学の潮流 本体6,500円
水野葉舟著
言文一致 二葉亭主人随想 藤村覚書 
植村正久・内村鑑三・巌本善治 一葉雑記 
川上眉山の最後 小説文体の推移 
おもかげ 他 (昭和19年、 紀元社版〈初版〉)

16 明治大正の文学者 本体6,000円
中村武羅夫著
明治三十三四年時代の文学情勢 小栗風葉と近代思想文
芸批評と大町桂月 田山花袋と自然主義 国木田独歩の
死とその前後 他(昭和24年、留女書店版<初版>)

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