「戦争と平和」戯曲全集
     
  藤木宏幸・源五郎・今村忠純 編
  本体120,000円+税(各巻本体8,000円+税)
  全15巻・別冊1・A5判・上製・各巻平均340頁
  1998年9月刊
  ISBN4-8205-5864-1 NDC912.68
   
   
《特色》
希望と絶望、 愛と憎悪、 生と死、 そして戦争と平和…。 直接戦争を扱った作品、 結果として戦争の影を残す作品等、 近代から現代に到るまで戯曲を時代背景を踏まえて、 体系的に厳選・収録した初の本格的全集、 ついに刊行。 この数々の人間ドラマは、 時代時代に名優たちによって演じられ、 観客に深い感銘をあたえてきました。 演劇ならではの劇的な表現と痛切な言葉…。 埋もれていた戦前・戦中の作品から戦後の人気上演作品まで幅広く収録した決定版!

〈各巻内容〉
第一巻
 藤野古白〈戦争〉
 小山内薫〈非戦闘員〉
 小栗風葉〈予備兵〉
 佐野天声〈大農〉
 佐藤紅緑〈廃馬〉
 徳富蘆花/柳川春葉〈不如帰〉
 平沢計七〈夜行軍〉
 長田秀雄〈飢渇〉
 秋田雨雀〈緑の野〉

第二巻
 武者小路実篤〈その妹〉
 中村吉蔵〈真人間〉
 秋田雨雀〈捕虜の妻〉
 佐野袈裟美〈脱営兵とその妻〉
 長谷川如是閑〈両極の一致〉
 吉田絃二郎〈清作の妻〉
 長田秀雄〈銃殺された林少尉〉
 岸田国士〈動員挿話〉
 小山内薫〈戦艦三笠〉
 前田河広一郎〈ムッソリーニ〉
 金子洋文〈日清談判〉
 
第三巻
 村山知義〈日清戦後〉
 伊藤貞助〈バルチック艦隊〉
 高田 保〈宣伝〉
 三好十郎〈報国七生院〉
 中野秀人〈ヒットラー〉
 八木隆一郎〈赤道〉
 真船 豊〈北斗星〉
 岡田禎子〈祖国〉
 久保田万太郎〈町の音〉

第四巻
 北條秀司〈風雪二十年〉
 岸田国士〈かへらじと〉
 小林宗吉〈弥栄村建設〉
 今日出海〈十二月八日〉
 三好十郎〈峯の雪〉
 森本 薫〈女の一生〉

第五巻
 八木隆一郎〈湖の娘〉
 太宰 治〈春の枯葉〉
 真船 豊〈中橋公館〉
 川口一郎〈田宮のイメエジ〉
 三好十郎〈その人を知らず〉
 菊田一夫〈堕胎医〉
 田中千禾夫〈雲の涯〉

第六巻
 加藤道夫〈挿話〉
 内村直也〈雑木林〉
 佐々木孝丸〈長崎の鐘〉
 北條秀司〈冷凍部隊〉
 諸井條次〈冬の旅〉

第七巻
 神谷量平〈歴程〉
 野間宏/鈴木政男〈真空地帯〉
 武田泰淳〈ひかりごけ〉
 安部公房〈制服〉
 火野葦平〈ちぎられた縄〉

第八巻
 三島由紀夫〈若人よ蘇れ〉
 堀田清美〈島〉
 飯沢 匡〈ヤシと女〉
 福田善之〈長い墓標の列〉

第九巻
 小山祐士〈二人だけの舞踏会〉
 木谷茂生〈積乱雲〉
 安部公房〈幽霊はここにいる〉
 秋元松代〈常陸坊海尊〉

第十巻
 田中千禾夫〈マリアの首〉
 原 源一〈漁港〉
 石崎一正〈草むす屍〉
 西島 大〈昭和の子供〉
 小山祐士〈泰山木の木の下で〉

第十一巻
 福田善之〈遠くまで行くんだ〉
 矢代静一〈黒の悲劇〉
 木下順二〈オットーと呼ばれる日本人〉
 土屋 清〈河〉

第十二巻
 別役 実〈象〉
 宮本 研〈ザ・パイロット〉
 八田元夫〈まだ今日のほうが!〉
 ふじたあさや〈面〉
 勝山俊介〈回転軸〉

第十三巻
 川俣晃自〈関東平野〉
 井上光晴〈八月の狩〉
 大橋喜一〈ゼロの記録〉
 藤川健夫〈傷だらけの手〉
 木下順二〈神と人とのあいだ 第一部「審判」〉

第十四巻
 飯沢 匡〈もう一人のヒト〉
 久板栄二郎〈原理日本〉
 榎本滋民〈汝等青少年学徒〉
 つかこうへい〈戦争で死ねなかったお父さんのために〉
 水上 勉〈釈迦内柩唄〉

第十五巻
 八木柊一郎〈コンソメスープ昭和風〉
 謝名元慶福〈島口説〉
 岡部耕大〈精霊流し〉
 宮本 研〈花いちもんめ〉
 村井志摩子〈広島の女 八月六日〉
 川村 毅〈ニッポン・ウォーズ〉
 井上ひさし〈きらめく星座〉

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