シリーズ 昭和とはなんであったのか |
全7巻・四六判・上製 | ||
揃本体:11,200円+税 各巻本体:1,600円+税 | ||
NDC916ほか | ||
1986年7月〜1989年3月刊 | ||
戦争と庶民との様々な関わりの中で、
“昭和”という時代を考えるシリーズ。 昭和教育史の空白 長浜功著 戦争に加担した“教育”の実情を、 戦時下の諸文献から明らかにし、 教育の歴史上に空白を置くことに よりその責任を回避し、 戦争加担 の体質そのままに再出発してし まった戦後民主教育の道程を、 教育学者が語る。 戦争と戦争文学と 高崎隆治著 自ら戦争を体験し、 多感な文学少 年であった著者が、 戦時下の文学 作品に現れた人間としての作家、 戦争の真実について言及する。 また、 今もマスコミが引きずる戦争 の暗い影を、 “南京事件”報道、 “沖縄戦”にみる。 燃える大空の果てに 少年航空兵の精神 櫻本富雄著 あまりに過酷な体験の為に語られ ることの少なかった少年航空隊の 実情を、 試験問題等の資料や、 文献・新聞紙上の諸言を掲げて 明らかにし、 世の中全体が少年達 の“死”を求めていた当時を、 痛哭 の思いで語る。 戦時下の庶民日記 青木正美著 建場 (屑屋さんの問屋) の紙の山 から、 古本市の隅から、 古書店主 人が掘り出した兵士、 兵士の妻、 銃後の父、 女学生、 学徒、 町会長、 文学者ら、普通の人々十余人の戦 時下日記に書かれた、戦争と人間 の真実。"ヒロシマ" の空白 中沢家始末記 中沢啓治著 感動の作品 『はだしのゲン』 の作者 が、 その題材ともなった自らの被爆 体験、 あまりに悲しい“ヒロシマ”体 験の真実を、 わかり易い文章に、 ス トーリーに添った劇画 (約3頁ごと) を入れて語る好著。 |
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